樹徳中学校トップ学校長

野口校長先生の『今日を生きる』

明照学園理事長及び樹徳中学校校長の野口秀樹校長先生のコラムになります。
学校の様子や校長先生が日々感じていること、考えていることを書き綴っています。
平成20年10月22日から、毎日更新中です。

※写真がある場合は、写真をクリックすると拡大します。
 (拡大した写真画面は写真右上の×印をクリックすると消すことができます。)

平成21年1月16日からの訪問人数

平成22年9月

9月 日(月) 晴れ 9時30分

おはようございます。
今日から新しい一週間が始まります。
今週も宜しくお願いします。

土曜日に伊勢崎市へ出て入試説明会を行いました。
沢山の方におみえいただいたのですか、その中に埼玉県深谷市から小学校3年生の女子生徒がお父さんと参加してくれました。
たまたま私が学校の説明を担当したのですが、群馬テレビで放映された樹徳中学校学校紹介ビデオ(ホームページからも見ることができます)を見て本校のファンになってしまったのだそうです。
毎日このビデオ見ているとのこと。
どうしても伊勢崎の説明会に行くというので参加してくれました。
遠いところありがとうございました。
どんなことでも関心を持っていただけることはありがたいことであります。
ビデオ製作の担当者に話しましたら大喜びでありました。
可愛いお嬢ちゃんありがとうございました。

子供さんにちなんで童話の話をします。

アンデルセンの童話の中に「おじいさんのすることにおちがいはない」とうお話があると聞いて、探してみることにしました。
先ずは自分の家にある少年少女世界文学全集(小さい頃に親が私達子供のために購入してくれた。発行は昭和33年)のアンデルセン編を探してみましたがその中にはありませんでした。
文学全集には40位の話が出ていたので私が探している「おじいさんのすることにおちがいはない」はあまりメジャーなものでないことが想像できます。
図書館でも行けばすぐに見つかることでありましょうが、東京出張のおりに購入することに決めました。

絵本のコーナーでやっと見つけました。しかしタイトルが「父さんのすることに間違いはない」でありました。

この本の中にはアンデルセンの童話が18話収められておりました。
「みにくいアヒルの子」「人魚姫」「マッチ売りの少女」「裸の王様」など、半数は知っておりましたが、読んでいて驚きました。
必ずしもハッピーエンドではないし、ヒロイン、ヒーローが死んでしまうパターンが多いのです。
子供が読むものにしては残酷過ぎる。
勿論心のひだを揺すぶる心温まるものもあるのですが。
また私の病気が始まりそうです。
アンデルセンでどんな人。

目的の「父さんのすることに間違いはない」を探そうと思ったのは、ご主人が奥さんに肯定されている話に思えたから。
最近の一般的な家庭のご夫妻は奥さんが強く、ご主人は影が薄い。
(私の場合も同様)。
これをどうやって童話にするのか興味がありました。
登場人物は貧しい夫婦。
お父さんはたった1つしか所有してない大事な馬を交換するために町に出るのです。
そこで交換するものは先ずはお乳の出る雌牛、次にこれを羊毛が取れる羊、またこれを沢山卵を産みそうな鶏に、最後には腐ったリンゴの入った袋と交換してしまうのです。
ただこのお父さんはいつも交換する時にこれならば奥さんが必ず喜ぶと思うのです。
これが何とも微笑ましいのであります。
腐ったリンゴに交換したときに、側にいたお金持ちが、「そんなものに交換したら奥さんに怒られるぞ」と言いますとお父さんは答えるのです「いや、うちのかみさんは『父さんのすることに まちがいはない』って言うよ」。
お金持ちはそれが本当ならば金貨を箱いっぱいやるよと約束をします。
お父さんはお金持ちと一緒に帰り奥さんに腐ったリンゴと取り替えた理由を話すと、奥さんは「本当に父さんのすることに 間違いはない」と答えたという話であります。
シンプルでしたが夫婦の信頼関係が構築されていると本当にうらやましい限りであります。
私の回りでこんな感じの幸せなご夫妻を目にすることもたまにあります。
タイトルは「おじいさん」よりもやはり「父さん」の方が相応しい。
奥さんが子供達に「父さんのすることに間違いはない」と言って聞かせることができたらどんなにか素敵でしょう。

9月 日(金) 晴れ 7時10分

おはようございます。
今日もよろしくお願いします。

2年生は職場体験学習の第2日目しっかり努めてくれているでしょうか。

昨日の桐生市英語弁論大会、スピーチ部門、海外在住経験者部門ともに第1位で県大会出場が決定しました。
みごとです、彼等の努力を讃えたいと思います。

今月は「正精進の月」であります。
(樹徳中学ではそれぞれの月の生活実践目標を定めている)
これは大きな理想のもと、どんな苦労もいとわず勇気を持って喜んで努力すること。
そして次の4つの点を考えて努力せよ。

  1. まだ起こっていない悪は、これを防止するように努力せよ。
  2. 起こってしまった悪は、すみやかに消滅せよ。
  3. まだ起こっていない善はこれを喚起するように努力せよ。
  4. すでに起こった善は、それを一層拡大せよ。

正しい努力にはこんな意味合いもあります。

正しいという字は四角四面と言いますかシンプルでバランスの良い形であります。
でも「正しい」とは何にかと突き詰めていくと頭が混乱してしまうほど難しい。
昔真剣に考えたことがございました。
前に一度、字を分解して正しいとは一歩止まって考えることであると書いたことがあります。
これはこれで正しいことに近づける一歩かも知れません。

正しいを見ると思い出すことがございます。
小学校の時にクラス委員を決めるときの投票。
黒板に何人かの名前が書かれそこに私の名前もある。
その下に書かれた「正」の字。
特別クラス委員などにはなりたくありませんが、密かに正の字が増えていくことを願っている私。
「正」は平気で数を数える道具にもなるのであります。
うらやましいほど自由な文字です。

私は前橋で定例校長会、夜は高等学校の地区懇談会で一日出かけることになります。

9月 日(木) 晴れ 9時

おはようございます。
今日もよろしくお願いします。

2学期早々生徒達は動き出します。

本日から2年生全員が職場体験学習に入ります。
今日明日2日間でありますが、朝からそちらへ出勤。
昨日私も職場体験学習に望む心構えを生徒に話したところであります。
2年生の担任団が細かい事前指導を行っておりますので、お世話になる企業にご迷惑をかけることは無いと思いますが、一抹の不安もあります。
いずれにしても社会、仕事、他者との関わり等、表面だけでありましょうがしっかり学んで欲しいと思います。
先日もご紹介しましたが、お世話になる企業さんは24社であります。
また桐生市英語弁論大会が隣の中央公民館で行われます。

スピーチ部門で2年生女子生徒、海外在住経験者部門で3年男子生徒、2名が出場します。
良い結果が出るよう期待します。私も勿論応援に行きます。

この他変わった来校者がございます。
桐生市みどり市中高生徒指導連絡協議会の事務局(桐生西高)の先生が私を訪ねてきます。
何の目的かと言いますと、トイレ掃除を教えて欲しいと言うことであります。
従って今日は1時間この先生とトイレ掃除を致します。
今、樹徳中学では正式なトイレ掃除は行っておりません(誤解の無いように毎学期行っておりまが本格的でない)。
本校の清掃主任からもトイレ掃除を教えて欲しいと頼まれているのですが、他校の先生に教えるのはおかしな話であります。
そこで今日は郷土を美しくする会の私の友人にサポートをお願いしました。
彼は毎週金曜日6時から7時まで大間々駅のトイレ掃除を十数年続けているスペシャリストであります。

何故こんな話になったかというと、実現できるかどうかはわかりませんが、今年の12月に桐生市みどり市の中学生、高校生の代表者を集めて、公共施設のトイレ掃除を実施しようという考えからです。
各学校の校長先生や、先生方の抵抗も考えられますが私もやりたいと思っております。
そのためには仲間を増やさなくてはなりません。
これから何回か続ける予定です。
もし実施できたとしたならば、これを各学校で継続実践していく、ここまで持って行きたい夢を私は持っているのです。
できる限りのお手伝いを致します。
何でも種まきには特別なパワーが必要です。

今朝真っ黒に日焼けした陸上部1年男子に声をかけました。
陸上部のキャッチフレーズは何?
首をかしげて困ったような顔をしております。
それでは陸上部の合い言葉は「走った距離は裏切らない」とニコニコした顔で答えてくれました。
正解です。
陸上部にはこの言葉が書かれた横幕があります。
生徒のクラブ紹介などでいつも使われている言葉なので私も覚えてしまいました。
「走った距離は裏切らない」
この言葉も私は好きです。
顧問が陸上部生徒の全体指導をしている横を通りかがったときに参加した大会での他校生の態度、動き、挨拶等について話をしていました。
本校中学生に「他校生の模範になるよう努めよう」。
意図は自分達が褒められるのではなくて、桐生みどり地区の陸上に関わる生徒達をもっと輝かせたいと内容であったような気がします。
この顧問もパワーのいる種まきをしております。
指導されている生徒にはまだ理解できないことでありましょうが、良い先生との縁が結ばれているのです。

本日実施の職場体験学習も本校の大事な種まきであります。
先生方ありがとう。

9月 日(水) 晴れ 9時

おはようございます。
今日もよろしくお願いします。

今日は第2学期のスタートになります。
また新しい始まりです。
喜んで歩み出します。
そして意義ある学期にしてまいるため努めてまいります。

今日から一年間、一貫校に留学生を受け入れます。
アメリカ、ミネソタ州から来たTaber Minh TANG(テエイバー ミン タング)18才の男子生徒です。
ホームルームクラスは5年1組となります。
東洋系の生徒なのでクラスに入ると見分けがつかない。
彼は一貫校の4年女子の交換留学生として来日しました。
4年女子生徒はアメリカ、ミネソタ州へ8月の末に出発しましたが、中学3年生の時に選考試験に合格して留学を決めたのです。
彼女にとって大きな学びの1年でありますように。
そしてタング君にとっても受け入れる本校生徒にとって良き成長のチャンスでありますように!

長い夏休み中生徒の事故やケガはありませんのでホッとしている所でありますが、体調を崩したものもおります。
早く元気になりますように!

毎月1日はお念仏の日で、私のお寺に檀信徒方が朝6時におみえになり、皆(30人位)で1時間お経をあげます。
そこで私はお話をするのですが、今日は2つの言葉を紹介しました。

「 大根大地に はだか 打ち込む 」と
「何という大きな眼 この景色入れている眼 」

これは私の大好きな陶芸家の河井寛次郎のみじかい言葉です。
心を磨きながら技術を深めた方の着眼点の面白さ凄いと思います。
(中には何が言いたいのか解らない方もおりますか、勝手なお話で申し訳ございません)

私は特に「 大根大地に はだか 打ち込む 」が好きです。
これを見る度に、私も大根の如く進んでいきたいと思うのであります。

皆様二学期も宜しくお願いいたします。



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