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野口校長先生の『今日を生きる』

明照学園理事長及び樹徳中学校校長の野口秀樹校長先生のコラムになります。
学校の様子や校長先生が日々感じていること、考えていることを書き綴っています。
平成20年10月22日から、毎日更新中です。

※写真がある場合は、写真をクリックすると拡大します。
 (拡大した写真画面は写真右上の×印をクリックすると消すことができます。)

平成21年1月16日からの訪問人数

平成24年2月

2月 日(木) 晴れ 7時20分

おはようございます。
今日もよろしくお願いします。

今朝も寒い、出勤し校舎を開け、私にとって大事な朝のルーティンをすませました。
私は明日行われる自分のお寺の節分会の準備のため家に帰ります。
毎年この時期先生方や生徒に迷惑をかけねばならず心苦しく思います。
これも私に必要があって与えられた環境と受けとめて、前向きに取り組むように勤めています。
(このように踏ん切れるまで、学校をお休みするのは他の先生の手前辛かったのであります。)

この節分ですが準備に大変な労力が掛かるのであります。
延べ人数で約500名、半日のお手伝いですがこれが6日間(当日は除いてあります)。
お檀家の皆様、講の皆様に本当にお世話になっております。
お寺の役員さんの中に現在樹徳高等学校の卒業生が4名おります。
皆ご縁があって手伝ってくださいます。

この準備のために卒業生と寺の物置に入ったら、私が昔乗っていたスクーターを見つけました。
30数年前に購入したものであります。
真っ赤なイタリア製のベスパー50S、前後輪ともタイヤの空気は抜けておりました。

一緒にいた彼はバイクが好きで、ハーレーダビットソンを持っております。
バイク好きな彼に「これ、もらってくれない、今は動かないかもしれないけど」。
「先生、これ動くようになりば50万で売れますよ。僕は絶対売らないけれど。走行距離だって560㎞」。
壊れそうな笑顔で言うのでありました。
こんな人にもらわれていくとベスパーも幸せです。
修理するのにお金をかけさせるのは申し訳ないけれど命あるものに更に命を与えた様でさわやかな気分になりました。
どうも私の勝手や我が儘で、輝かせじまいで放って置かれているものが沢山ある様です。
いつも「ものは生かさねば」などと口癖のように言っている私に。
反省反省

皆様にはこのようなことございませんか。

2月 日(水) 晴れ 8時55分

おはようございます。
今日もよろしくお願いします。

今日から2月、新しい月が始まります。
最良の月になるよう共に努めてまいりましょう。

中学1年生は3日の金曜日には大善寺の節分で豆まきを行います。
中学2年生は2月10日やはり金曜日に立志式、そして1、2年生、月末22日~24日迄 スキー教室で新潟県の岩原スキー場へ出かけます。
今月も生徒達はいろいろな経験が待っております。
彼等の成長を夢見ながら一つひとつ丁寧に勤めてまいります。

先日後輩の家に行ってまいりました。
おそらく20数年ぶりだと思います。

「野口さん、上がってお袋に会ってってください。」彼にすすめられて久しぶりに家の中に入りました。
だいぶリフォームされておりましたが昔の面影が残っていて懐かしい室内。
昔、入り浸っていた。
食事なども何度も御馳走になった。

白髪の可愛い顔をしたおばあちゃんがそこにおりました。
とっても豊かな顔つきであります。
私は何故かこの姿を見て嬉しくなったのであります。
「ご無沙汰しております。野口です。お元気そうですね。おいくつになられました。」

彼の母親は88才、私の母親と同い年。
特別悪いところはないが背骨が圧迫骨折で今コルセットをしているとか。
私の母親と同様、昔の事を良く覚えていらっしゃる。
ひとくだり伺いました。

この訪問で後輩が母親を大事にしていることがよくわかりました。

私の周りには年老いた母親を抱えた人達が沢山おります。

私の友人の母親は86才、認知症がかなり出ています。
彼が懸命に面倒を見ております。
もう一人の友人の母親は87才、数年前に危機を乗り越え、頭はしっかりしておりますが、自由に動けず入院中。
二人とも身近な友の母親です。

職場では高等学校の副校長先生のお母さんか91才で入院中。
総務室長のお母さんは89才。
この方も3回ほど山を越えた方、病院を定期的に移動しております。
私の母を含めこの方達はすべて未亡人、(女性の素晴らしさを感じます)
そしてこの息子達は本当に母親を大事にしている人達です。

皆、生存の有り難さを感じながら、来るべき時の覚悟もできている。
この仲間達と雑談の中で出てくる母親の話を聞きながら親子の絆の深さをいつも感じます。
私は母の分身、母親から血肉を分けてもらった事実は何とも言えない重さ、ありがたさ・・・。

親に長生きしてもらえていることは大変恵まれていること。

そしてこれらを通して私たち息子は老いていく現実を学習しているのでしょうか。
生きていくことは未知との出会いの連続、喜んで経験してまいります。



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