明照学園  理事長 コラム

野口校長先生の『今日を生きる』

明照学園理事長及び樹徳高等学校校長の野口秀樹校長先生のコラムになります。
学校の様子や校長先生が日々感じていること、考えていることを書き綴っています。
平成20年10月22日から、毎日更新中です。

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平成21年1月16日からの訪問人数

令和8年3月

3月26日(木)

おはようございます。
今日もよろしくお願いします。

絵本の話をします。
『The Important Book』作マーガレット・ワイズ・ブラウン 絵レナード・ワイスガード
これは1949年にアメリカで出版されて絵本です。日本のタイトルは『たいせつなこと』。
とても有名な絵本なので読んでみたいと購入しました。
私のお寺に「大人にすすめる絵本コーナー」がありますので、そこにおいてあります。

風は ふく
風は 目に 見えないけれど
ほほで 感じることができる
梢を ゆらし
帽子を 吹き飛ばして
舟を 運んでいく
でも 風にとって
たいせつなことは
ふくということ

綺麗な絵にこの様な言葉が綴られておりました。
そして結びの所に「あなたにとって 大切なことは あなたが あなたで あること」とありました。

哲学的なのです。
どうも子供向けではないような。
機会があったらご覧下さい。

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3月25日(水)

おはようございます。
今日もよろしくお願いします。
春休み2日目となります。
特別課外授業、クラブ活動、大会参加、合宿などで生徒たちは普段とまた違った動きをしております。

先日新聞を読んでおりましたら脚本家の向田邦子(昭和4年~昭和56年)の「お辞儀」という随筆の記事が出ていました。
向田さんが高校生の時、祖母の通夜に、父親の会社の社長が訪れました。
家では暴君の父親が玄関に飛んでいき、ひれ伏すようにお辞儀をしたのです。
向田さんはそれを見てその姿に、こうやって父親は社会で戦ってきたのだと感じたと書いておりました。
それから父親の夜のおかずの一品多いこと、八つ当たりのげんこつも許そうと思ったと。

我が家でも父親に対して、母親が特別な取り扱いをしておりましたし、「お父さんが働いてくれているおかげ」は子供の頃何度も聞かされて育ちましたので、この話懐かしく思いますし、微笑ましくも感じます。
お父さんのとった行動は、時代が変わった今でも同様、私も母親の葬儀には、お参り頂いたことがありがたくて、心から頭を下げておりました。
子供の感性や観察力は優れておりますので、大人もいつも見られております。

いつも見守ってくれている観音様です

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3月24日(火)

おはようございます。
今日もよろしくお願いします。
今朝目覚めますと首が痛いのです。
変な格好で寝てしまったのでしょう。
寝違えて首が痛い。こんな表現がありましたよね。
樹徳中学がまたもや評価!
探究学習プログラム『トゥワイス・プラン』に取り組む全国108校の中学・高校約26,622人の生徒の中から、樹徳中学3年生チームは1次審査を通過し、全国大会でに出場しました。
3月20日に発表がありまして。『グローバルリサーチ』部門でグランプリを頂きました。
テーマは「環境裁判所(株)」であります。
おめでとうございます。
探究学習は自ら課題を見つけ考え抜くことで、主体性や課題解決力、論理的思考力を育てる学習方法で、実社会で役立つ力も身につく。こんな理由から今、各学校が今真剣に取り組んでいるものです。
国立私立大学入試の総合型選抜 や学校推薦型選抜でも探究学習は評価の対象になっております。
「環境裁判所(株)」どんな内容なのか 、チョット楽しそうであります。

昨日の桜一気に咲きました。

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3月23日(月)

おはようございます。
今日もよろしくお願いします。
今朝出勤してみると校内の桜が咲き始めました。
例年よりは少し早いのではないかと思います。
まだまだ若い木でありますが、2~3日で一気に咲き誇りそうであります。
楽しみです。日本人は何でこんなに桜が好きなのでしょうか。
昔は4月の入学式に桜がつきものでありましたが、そんな時代が懐かしく思われます。

今日は令和7年度の終業式です。1年間ありがとうございました。
本当に時間が経つのが早いので驚いておりますが。
私の時間感覚と高校生の時間感覚は異なるでしょう。
彼らと私は半世紀以上の年の差があるのですから。
終業式には感謝の思いで締めくくるように伝えたいと思っております。

校内の桜です。

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3月21日(土)

おはようございます。
今日もよろしくお願いします。
朝から強い風が吹いておりますが、晴天なのでだんだん気温が上がってきているようであります。
校内ではいくつかのクラブ活動しております。
3月19日(米国東部時間)にはワシントンD.C.のホワイトハウスで高市早苗首相とドナルド・J・トランプ米大統領の首脳会談が行われました。
上手くいったのか、まずかったのかまだよくわかりませんが、とりあえず終了しました。
私などは政治のことがよくわかりませんが、高市首相、トランプ大統領に丸め込まれてしまうのではないかと心配していた1人であります。
彼女が運がいいのか、悪いのか、最も難しいこの時期に予定が組まれてしまっていた・・・。
度胸がないと尻込みしますよね。
戦争も含め良い方向へ進んでほしいものです。

いっとき騒いでいたお米の値段はどうなっているのですか
そしてお米は行き渡っているのでしょうか
「米」 の読み方には意味が込められているそうです。
「こ」 には「込める」、「め」 は「恵み」 で米には「恵が込められたもの」と言う意味合い。
また「稲」 の「い」 は命、「ね」 は根っこという意味。
私達は「命の根」をいただいて生かさせてもらっている。
こんな話を聞くと一粒でも無駄にできない気持ちになります。

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3月20日(金)

おはようございます。
今日もよろしくお願いします。
昨日東京に桜の開花宣言がなされましたが、今日の桐生市は花冷えと花曇りをいう言葉を使いたくなるような日であります。今日は彼岸の中日、私が住職を務める2つの寺はどちらも朝からお墓参りで賑やかであります。
宗教的な感覚はドンドン薄れてまいりますが、先祖に対する感謝の思いは自然にできる。
とても嬉しいことであります。

ところで彼岸ですが、仏教では「彼岸」は「悟り」を表しているのです。お墓参りのことではないのですね。
そして悟りにいたる方法として六波羅蜜という教えを説いております。
布施・持戒・忍辱・精進・禅定・智慧 を実践しなさいです。
布施(ふせ)・・施しをすること
持戒(じかい)・・ 規律を守ること
忍辱(にんにく)・・いやなことを言われてもすぐ怒らず、ぐっとこらえること。
精進(しょうじん)・・目的に向かってたゆまず努力すること
禅定(ぜんじょう)・・常に平静な心をもち続けること
智慧(ちえ) ・・ 正しく考える力を身につけること

この六波羅蜜の生き方を実践すれば悟りの境地にいたる。
どうですができそうでしょう。

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3月19日(木)

おはようございます。
今日もよろしくお願いしまする
今日は第2回視聴覚教室が桐生市市民文化会館で行われます。映画鑑賞 『この夏の星を見る』直木賞作家の辻村深月さんの原作。
世界がコロナ禍に襲われた2020年。学校も休校となり、部活動も制限された中高生たちが挑んだのは、オンラインで繋がった日本全国の仲間たちと天体観測を行う競技でした……。
本当にあった話のようであります。
2025年の作品、生徒達が喜んでくれると嬉しいのですが。

昨日学校新聞の原稿1800文字大変でしたが、上手く収めました。。
若い頃に比べて少し物忘れになったかもしれませんね、そろそろ注意致します。

私のスケジュール管理は学校及び関係の団体については手帳とパソコンへ、パソコンの予定は学校職員が見ることかできます。
お寺の行事関係は紙のカレンダーに。
そしてこれらすべての予定を色分けで入力しているのがスマホのスケジュールです。
これを見ることができるのは妻と数名の関係者。
このように万全を期しているので、忘れて穴を開けること少ないのです。
ここに原稿の締め切り日も今後は書き込むことにします。

今日は樹徳幼稚園の卒園式もございます。
彼ら幼児なのですが、いつも素晴らしい卒園式を行うのであります。
今日も楽しみです。

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3月18日(水)

おはようございます。
今日もよろしくお願いします。
2日間お休みを頂きました。
お寺の仕事で京都へ行っておりました。
浄土宗の総本山知恩院、大本山百万遍知恩寺、大本山金戒光明寺、どちらも大きなお寺で歴史的価値を持っております。
お寺の関係者を引率してのお参りでありましたが、ゆっくり丁寧にご供養してまいりました。
京都の町は日中問題で中国人の観光客は少なくなったようでありますが、まだまだインバウンドでしょう、どこへ行っても観光客であふれておりました、
もう国際都市と呼んでもいいかもしれません。
今朝出勤すると学校新聞(樹妙だより)の原稿締め切りが私のいない間に過ぎておりました。
すっかり忘れており知らされて 焦りました。
今日中になんとかしますが1800文字きついのであります。
校内では第2回入学手続き、本日で来年度の入学生が決定致します。

京都東寺のライトアップです。

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3月14日(土)

おはようございます。
今日も宜しくお願いします。

日本の財閥で銀行王と呼ばれた安田善次郎は富山県出身なのですが群馬との縁も深いのです。
明治22年、現在の両毛線(両毛鉄道・小山前橋間)開設の発起人の1人になっておりますし(出資をしている)、明治33年には伊勢崎に群馬商業銀行を開設している。
私が1番始めに安田善次郎さんを知ったのは東大の安田講堂を寄付したした人、日比谷公会堂を寄付した人、相当ケチであったようですが、お金の使い方が見事なのです。
本人が明治45年正月に書いた座右の銘。

「今日一日の事」
一、今日一日三つ(君、父、師)のご恩を忘れず不足いふまじき事
一、今日一日決して腹に据えかねる立つましき事
一、今日一日虚言をいはず無理なる事をすましき事
一、今日一日の人のあしきをいはず我がよきをいふましき事
一、今日一日の存命をよろこび 家業を大切につとむへき事

右は唯今日一日の慎みにて候
羽音ありと油断をなさす 忠孝を
今日一日と はけみつとめよ

ことを成し遂げた人は自己を律する努力を忘れないのであります。

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3月13日(金)

おはようございます。
今日もよろしくお願いします

昨日、私は樹徳中学校で宗教の時間を教えていた頃の資料が出てきました、
2年生に『私にとって家族とは』で作文を書かせました。
私の記憶では生徒たちが家族をどのように捉えているか、また、家族について考えて欲しい、そんな意図であったと思います。ある生徒の文章を一部紹介します。

私にとって家族とは、何にもかえ難いかけがえのない存在。
今私達は中学2年生、ちょうど思春期にあたります。
なので家族、特に親に反抗する時期です。
私もそうです。
親に何かを言われるたびに心の中で「うるさい」と思ってしまう。
親にこれしなさいと言われるたびに、「やらなきゃ」と思うと同時に「やりたくない」と思う自分がいる。
「どうして自分の事を解ってくれないのかな」とつい自分の思いを押しつけてしまったりもします。

親の言っていることは正しいと解っているのに、何となく認めたくなかったり、イライラすることも多くあります。
なので時々「自分て嫌な子供だなぁ」と思ったりもします。

でも、こんな私に毎日ご飯を作ってくれるのも、何か物を買ってくれるのも、話相手になってくれるのも、夢を応援してくれるのも全部両親です。
そう考えると、親に反抗している自分がバカバカしく思えてきます。
・・・。

別の生徒は

私にとって家族とは、お互いに心が通じ合い私を支え、励ましてくれる人達だと思います。
両親は私が生まれてからずっと私を育ててくれ、とても感謝しています。
しかし、私は本当に心の底から両親に感謝しているのだろうかと考えてみました。
学校から帰っても、つまらないことですぐにイライラして周りにいる人が気分悪くなるようなことをしてしまっています。
父に対しては、屁理屈を言ったり、父が私に話しかけても無視をしてしまったりしています。
感謝すべきことが当たり前になりつつある私に一番問題があります。
・・・。
この時期の子供達の心、彼らも葛藤しておりました。

昔から日本には「時間くすり」という言葉があります。
この時期は間違いなく成長の過程、辛いが自然な時間の経過が必要。
10数年前の作文ですが、今の生徒たちもあまり変わらないのではないでしょうか。

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