明照学園  理事長 コラム

野口校長先生の『今日を生きる』

明照学園理事長及び樹徳高等学校校長の野口秀樹校長先生のコラムになります。
学校の様子や校長先生が日々感じていること、考えていることを書き綴っています。
平成20年10月22日から、毎日更新中です。

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 (拡大した写真画面は写真右上の×印をクリックすると消すことができます。)

平成21年1月16日からの訪問人数

令和6年4月

4月26日(金)

おはようございます。
今日もよろしくお願いします。
昨日は創立記念日でお休みでした。
お陰様で110年、
「よき人集いて 良き子ら育ちぬ」
それぞれの時代を支えてくれた多くの先生方、そして樹徳で学んで社会で輝いてくれてた卒業生達に感謝致しております。
卒業生もまもなく4万人・・・本当にありがたく思います。
創立者野口周善先生がまかれた一粒の祈りの種・・・私たちは今生かされているのであります。

さて学校ですか面接月間が続いており、短縮授業となります。
夕刻は、学園の職員歓送迎会。

先日樹徳中学校の男子生徒の保護者から高等学校へお礼のメールが届きました。
東武線の薮塚駅で中学生の革靴が脱げてホームの下に入ってしまいました。
それを見た本校女子生徒が駅員さんをすぐに呼んで、対応してくれるようおに願いをした。
そして「大丈夫」と声をかけ、靴が戻ってくるまで一緒にいてくれたのだそうです
本人が不安の中、すぐに動いて助けてくれた。
ということでありました。
調べて見ると1年生でありましたが、嬉しい行いでありました。
お陰様で良い子達が育ってくれております。

今朝の創立者の胸像です

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4月24日(水)

おはようございます。
今日もよろしくお願いします。
雨が強く降っております。
野球部の春の大会三回戦はおそらく中止になるでしょうが、まだ高野連の判断が出ておりません。
部員達は先ほど前橋敷島球場へ出かけてまいりました。

中国唐の時代に有名な和尚(趙州禅師)さんがおりました。
弟子が「大きな困難がきたらどうしますか」と質問しました。
和尚さんはニコニコしながら一言「恰好(かっこう)!」と答えるのです。
恰好とは「よしきた」 ということなのだそうです。

人生に起きる「まさか」 にへなへなとならず、「よしきた」 と応じる。
その姿勢、この生き様が実にカッコウいいのですね。

3年前になくなった私の友人に鳶職がおりました。
恋をした女性の父親が由緒ある鳶の頭、一人娘なので婿取りでありました。
そこで彼はその修行に邁進し一流の鳶職になるのです。
これもなかなかカッコウがいいのであります。
その彼が元気な頃にこんな話をしてくれました。
鳶職でも間違って高いところから落ちてしまうことがあるのだそうなのです。
そんな時は、落ちるより先に自分から飛び降りる。
怖いと思って目を背けると大怪我につながるけれど、しっかり目を開けて落ちる先の様子を把握しておくと怪我が少なくてすむというのです。
これも「恰好」の心境ではないでしょうか。

どんなことがやって来ても「よしきた」と受け止める男になりたいものです。

我が家の牡丹です。

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4月23日(火)

おはようございます。
今日もよろしくお願いします。
今日も1年生の校外オリエンテーションが行われます。
夜には桐生みどり地区高等学校 管理職歓送迎会、4年ぶりに行われます。
私の他、何名かの先生が出席、やっと地区の行事ができるようになりました。

今朝の読売新聞に4月23日は文科省が定めた「子ども読書の日」とありました。
その中で『不思議な国のアリス』の著者ルイスキャロルの講演録を紹介しておりました。
「私たちは体を維持するのに3食を正しくとるが、心のための栄養をとっているだろうか。食事をするように読書をすべき」

心にも栄養が必要だと私も考えいてる一人なのです。
ですからこの記事を読んでとても嬉しく思いました。
3食はともかく、読書の栄養を1食は取るべきだと思います。
食事時間に忙しくて食事がとれないと、結構イライラするものです。
それが1日食事抜きだったら人は大騒ぎ。
心はなにも言いませんが、かなり影響を受けるのではないでしょうか。
子供の読書の日、いい本に巡り会える幸せを感じてほしいものです。

高校の花壇も花で一杯になりました。

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4月22日(月)

おはようございます。
今日もよろしくお願いします。
今朝は雨が降っております。
昨日、黄砂で真っ白になった車をきれいに洗ったばかりですが、これでいいのであります。
いつもお世話になっている車、掃除ができて良かった。
今日は全校朝礼が行われます。
4月25日が創立記念日、お陰様で110年、生徒たちにはその話をしてまいろうと思います。
土曜日にライオンズクラブ(世界的な奉仕団体)の群馬地区の大会が桐生で行われまして、ご招待を頂いたので出席してまいりました。
その式典の中で選ばれて桐高と樹徳2校がご寄付を頂戴しました。
ありがとうございました。
先日、お檀家の女性達が、ワラビとタケノコを採りに出かけました。引率者は私の妻、初ものを頂戴しました。
昔から初ものは縁起がよく、食べると寿命が75日延びると言われていますので、やっぱり食べたい。
どちらも美味でありました。

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4月19日(金)

おはようございます。
今日もよろしくお願いします。
今日も1年生の校外オリエンテーションが行われます。

皆さんはよく笑いますか
「笑う門には福来たる」という言葉がありますが、どうも本当のようですよ。
笑いは免疫力を高める効果がある。
血糖値の上昇を抑える効果がある。
認知機能の低下をおさえることができる。
関節リウマチの痛みが緩和される。
驚く程の健康効果があるのだそうです。
大阪大学院医学系研究科大平哲也准教授の論文によると、
子供は1日300回笑うのですが、大人は17回、70歳以上になると2回しか笑わなくなる。
私は笑い2回の年齢に該当します。
普段笑わないお年寄りが「自分の健康状態が良くない」と感じる割合が、毎日よく笑うお年寄りに比べて1.5倍以上高かった。
無理してでも笑わなければ!!
口角を意識的に上げるだけでも脳は笑っていると勘違いして
脳内ホルモンに影響を与えるそうです。
若者もお年寄りも笑うことをもっと大事にしてまいりましょう。

今朝撮ったお寺の牡丹、こちらも微笑んでいます・

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4月18日(木)

おはようございます。
今日もよろしくお願いします。
昨日から月末30日まで面接月間になっております。
授業を5分短縮をして実施しております。
1年生は校外オリエンティション、東毛青少年自然の家に出かけます。
私も午後そちらで話しをすることになっております。

経済開発機構(OECD)が行う学習到達調査(PISA)、76ヶ国、年齢15歳60万人 を対象にした調査によると(2018年)、日本の子供の読書量は世界最低レベルの74位でした。ワースト2位ですから心配です。
読書量が少ないのは子供ばかりではない。
アメリカの市場調査機構(NPO WORLD)調査によると日本人の読書量は調査対象の30カ国中29位。これも心配です。
2023年の全国学校図書館協議会は1ヶ月に1冊も本を読まない不読率を調査しました。
小学生7.0% 中学生13.1% 高校生43.5%。
(学校の朝読書で救われてカウントされない者もいるでしょう)

昔の日本人の方が貧しくても本を読んで、胸を膨らませていた。
これからの時代はさらに幅広い教養が求められる。
世界から取り残されないような日本になって欲しいですね。
時事通信社の内外教育4月12日号の記事に触発されました。

うちのお地蔵さまです。1715年の作 京仏師

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4月17日(水)

おはようございます。
今日もよろしくお願いします。
文科省は昨日デジタル教育の拠点を目指して全国の高校1010校「DXハイスクール」に指定しました。
本校も短期間に構想を練り、応募を致しました。
お陰様で採用されました。
3Dプリンターなどの高度な設備を整えてICTを活用した文理横断的・探究的な学びにチャレンジしていくことになります。
今後を楽しみにしております。

今から14年前の4月17日は土曜日でした。
そしてこの日、2㎝くらいですが雪が降ったのです。
何故覚えているかというと、樹徳幼稚園の卒園生の結婚式に招待されたのです。
中学、高校の卒業生の結婚披露宴は何度もありますが、幼稚園の卒園生は
人生で初めてのこと、忘れることができません。
その時、新郎(卒園生)のお父さんに伺いましたら、新婦の一族も私に関係があるとのこと、人との縁は粗末にできない。
生きていると楽しいことも沢山あるのです。

今朝私の机におかれていた「体協きりゅう」の冊子、表紙は樹徳中学の大豆生田さんです。

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4月16日(火)

おはようございます。
今日もよろしくお願いします。
今日は日本私学中高連合会の会議の前にもう一つ会議がありまして、いつもより早く東京へ出かけねばなりません。

日曜日に高崎の光明寺というお寺に行ってまいりました。
私が所属する茶道裏千家 淡交会群馬支部の茶筅供養のためであります。
茶筅とはまっ茶を点てる時に使う竹でできた泡立て器のようなものです。
(ここだけの話にして下さい。こんな表現をするとお茶の関係者に叱られてしまうので)
これを供養する法要です。
「ものには皆命があります」
日本人の豊かな発想だと思います。
一本の茶筅が何杯お茶を点ててくれたのでありましょう。
その美味しいお茶でどのくらい多くの人たちが幸せな気分になったのでしょう。
自分の身を削らせて、充分役割が果たせたのであります。
こんな受け止め方のできる昔の日本人が「ありがとう、お疲れ様」
そんな思いで茶筅の最後を見届けた。
針供養なども同様であります。

ものには皆命があります。大事にしたいですね。

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4月15日(月)

おはようございます。
今日もよろしくお願いします。
今日は気温が27℃近くになる予報、体調管理に心がけなければなりませんね。
7~8年前に『銀座で蜂蜜』という本を読んだことがありました。
ビルの上でミツバチを飼育し、松坂屋デパートでそこで集められた蜂蜜を販売しておりましたので、私は買いに行ったことがありました。
味は普通でありましたが、大都会の真ん中での蜂蜜作り、驚きでありました。
アインシュタインが「蜜蜂がいなくなると人類は4年以内に滅びる」と言っていますが、私には意味が理解できなかった。
実は、世界のほとんどの国の食料の90%をまかなっている100種類以上の作物種のうち、70%以上がミツバチを経由して受粉し、植物の交配に役立っていた。
私たちはミツバチの恩恵をこんなに受けていたのです。
ありがたいですね。
同様のこと、この地球にはまだまだありそうな気がします。

生きる喜び、生かされる喜び

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4月13日(土)

おはようございます。
今日もよろしくお願いします。
今日は午前中に3年生の保護者会、午後に2年生の保護者会が行われます。
新年度には保護者の皆様に学校へ足を運んでいただく機会が多くなります。
昨日県の校長会で、前橋にいたのですが、鼻水が止まらなくなりとても困りました。
ここの所、花粉症で辛い思いをしておりましたが、そればかりではなさそうな気がします。
健康管理に気をつけなければ。

三浦綾子さんの著書『愛すること 生きること』の中に出ていた話です。
アメリカのお母さんがお乳を飲ませるとき、赤ちゃんがお腹がすいたと泣いていても、すぐには飲ませない。
赤ちゃんが分かろうが分かるまいが先ずプリーズと言う言葉を教えるのだそうです。
「どうぞ、お乳をください」これを何回も繰り返す。
「感謝の思い」ですかね。
とても素敵なお母さんだと思います。
次に大きくなって、自分でスプーンをもって食べられる頃になると、今度は、食べ物を個人分けでなく、敢えて大皿に人数分盛りつけて出すのだそうです。
これは、自分の分をどの位取ればよいかという訓練をするのだそうです。「相手に対する思いやり」。
世界中のお母さん達が、赤ちゃんの幸せを願って色々な躾を行っている。

昨日ツリークライミングの剪定写真が出ませんでした。
これです。

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