6月22日(月)1時限、中等部の朝礼を行いました。学校長からは「陰徳(いんとく)」を演題に講話があり、「だれも見ていないとき、あなたは何をしますか」という問いかけから話が始まりました。
陰徳とは、人に知られなくても、だれかのために、そっと行う善い行いのこと。古くから伝わる仏教の言葉で、「陰徳あれば陽報あり」── 人知れず積んだ善い行いは、いつか、よいかたちで自分に返ってくる ── と語り継がれてきました。
講話では、学校生活の中にあるありふれた場面が紹介されました。廊下にぽつんと落ちた小さなゴミ。だれもいない教室で、ついたままの電気。いつもより少し静かな友だち。「拾うのは自分でなくてもいい」「気づいたのは自分だけ」── そんな場面で、どう振る舞うか、という問いかけです。
そして、今日からできることとして四つのことが挙げられました。**あいさつを自分から。掃除をていねいに。人知れず手を貸す。ものをもとに戻す。**いずれも特別なことではなく、毎日の中で実践できることばかりです。
「見られているから、ではなく。自分が、そうありたいから。」── 学校長はそう講話を結びました。生徒一人ひとりが、だれにも気づかれない善い行いを、日常の中でそっと積み重ねてくれることを願っています。



